Profile Icon

2024 年の振り返り

遅ればせながら、2024 年の振り返りを書きます。

これまでの分はこちらの通りです。

「去年までの振り返り」の振り返り

Obsidian はかなり良い。MarkText は 2022 年の時点でも不満を感じながら使っていたけど Obsidian には不満がほぼないです。強いて言えば、僕自身が Obsidian の機能を使いこなしてないように感じるくらいです。機能そのものには大満足なので 2024 年も使い続けていると思います。

はい、これは変わらずです。Obsidian は大好きなソフトウェアのひとつになりました。毎日メモを Obsidian で書いています。

Mastodon から離れて Bluesky へと移りました。 Bluesky の UI がほぼ Twitter で、自分はそこに心地よさを感じています。...略...。まだ「Bluesky 一択」と言えるところまでではないです。

もう「Bluesky 一択」と言っていいくらい、ソーシャルメディアの中では Bluesky ばかり見ています。もう少し気軽にポストできるようになりたいんだけど、「これはさすがにくだらなすぎるかな」と思って自重しちゃうのを何とかしたい。

ダイエットは無事に成功しました。

これは食事の記録をつける習慣が一瞬なくなってしまい、そのときだけリバウンドしかけました。その後、習慣を取り戻し、トータルではキープできています。

最近は英語をずっと聞いていても疲れなくなったので、もっぱら Syntax を聞いています。

はい、聞き続けています。Syntax は動画も配信するようになったので、これも観ています。音声だけのときとはまた違う印象を受けます。

情報収集といえば、携帯に Artifact を入れて時折ニュースを読むようになりました。これは「僕が欲しかった SmartNews」という趣きです。

2024 年中に Artifact がサービス終了してしまったのは衝撃でした。やっぱりニュースビジネスは難しいんだなあ。

自分より若い世代がよく使っているツールは積極的に試そうと思っており、その意味で Arc を使うようになりました。

残念ながら Arc は手になじまなくて、やめてしまいました。今は Safari をメインのブラウザにしています。なるべく OS に付属しているソフトウェアだけで生活したいという気持ちが強まったので。

はじめて献血を体験しました。...略...。今後も続けていこうと思います。

2024 年も何度か献血に行きました。来年も続けると思います。

仕事関連では Kotlin プログラミングに時間を投資したい気持ちがあります。

この気持ちは薄れてきています。どちらかと言えば、2024 年は TypeScript をたくさん書きました。GitHub Copilot が流行り、VSCode をクローンして生成 AI を組み込んだ IDE が 2024 年中はたくさんリリースされたわけですが、Kotlin は IntelliJ と運命共同体なので、今後が少し心配です。

読んだ技術文書

勤務先が買収されたことにともない、2024 年の途中から O'Reilly Online Learning のサブスクリプションがなくなりました。よく O'Reilly の本や動画を視聴していたので、これは痛手です。

このような理由から、オンラインの技術文書を読むことが増えました。たとえば React の公式ドキュメントMDN などです。最終的には「これはこれで悪くないな」と思うようになりました。しかし、電車内でこれらのドキュメントを読んでいると、電波の弱いところで記事が読めなくなったりするので、O'Reilly コンテンツを (あらかじめダウンロードして) 視聴する体験には勝てないな、とも思いました。

オンラインの資料とは別に、オフラインでは図書館で本を借りて読むことが増えました。2024 年は次のような本に目を通しました。

「目を通した」という表現には複雑な気持ちを込めています。実はこれらの本は読み切れていません。図書館で借りて読むというスタイルであるため、年内に出版された本は取り合いになることが多く、読了に 2 週間以上かかるものは一度返す必要があります。そのため、一気通貫で読みづらい、という感じです。

また「図書館で借りて読む」というスタイルが主流になったため、ブクログで読書の進捗状況を管理するようになりました。時間を置いてから本を読み返すことが多くなるので、ブクログの記録が役立っています。

読んだ漫画本

いずれも有名な漫画ですね。

葬送のフリーレン

これは二周しています。最初は実は「そこまで面白くないな」と思ったのですが、あまりにも評判が良いので、再度読み直したら「めちゃめちゃ面白いじゃん」となりました。物語の展開が、しっかり前半の記述を踏まえた内容になっているので、逆に展開を理解してから前半を読み直すことで「これがつながってたのか...」という感動がありました。特にセリフまわり。

あとは「サンデーうぇぶり」で読む体験が良くて、各話についたコメントを読むことで自分が理解できていなかった描写に気づき、それもまた感動、という感じでした。

COSMOS

これも「サンデーうぇぶり」で連載を読んでいます。フリーレンと似たような感想ですが、これも周回で読んで「おぉー、これがこう繋がってたのか」と思うことが多々ありました。主人公が「嘘を見抜ける」というスキル持ちで、それそのものは「よくある設定」なのですが、画力と構成力の高さからチープな設定がよく活かされていて読み応えがあります。なんか偉そうなことを書いてしまいましたが、シンプルに言うと「面白い」です。今後も楽しみ。

僕の心のヤバイやつ

ラブコメです。最初は「下ネタがきついな」と思ってギブアップしそうになりました。途中から下ネタが減ってきて、すっと感情移入しながら読めるようになりました。まさに「感情移入」がこの漫画の肝だと思っていて、いわゆる陰キャの主人公が悶々と考え込んでいる様をみながら「あぁー、ちょ、おまえー」みたいな感じで読みました。

冷静に考えると 40 を超えたおじさんが中学生の恋愛模様を感情移入しながら読むというのはちょっと...というところではあるのですが、なにせ面白いんで...。

その他

Spring Certified Professional

Spring Certified Professional を取得しました。「難しいな」という手応えだったので、無事に合格できてホッとしました。勉強していて Spring について理解が深まったのはもちろんのこと、Spring の細かい部分はまだまだ理解できていないということにも気づけました。時間を割いて勉強した甲斐があります。

仕事

2024 年の前半は、各国オフィスのチームメンバーと一緒に仕事ができました。楽しかった。具体的にはシンガポール、インド、韓国、日本という感じでした。クライアントにも恵まれ、自分自身が日頃からよく使うアプリケーションの新バージョンを開発する、というものでした。やりがいがありました。

後半は... (後日追記予定)

コードは概ね Kotlin / Java でバックエンド (Spring Boot) を書き、TypeScript (react) でフロントエンドを書きました。CSS は SASS だったり Tailwind CSS だったり。インフラは AWS を Terraform でいじったり CDK でいじったり。

はじめての Note

Note の記事をいくつか書きましたktlog というブログエンジンを作っていたものの、なかなか公開までたどり着けず、公開できないうちに書きたいことが増えたため Note に手を出しました。良いウェブサービスだと思います。ktlog に対する気持ちが下がってきているので、もしかしたら 2025 年も記事を公開するかも。

海外株 (個別銘柄) への投資

資産形成として「インデックス連動型の投資信託を毎月積み立てる」というのをしています。よくあるやつです。

ところで、僕は「2005 年前後に Google の株を買わなかった」というのを後悔しています。当時、僕は Google は「すごい会社だ」と思っていて、「伸びるに決まっている」と思っていました。でも、その頃に読んだ本に「素人がファンドマネージャーに勝つことは難しい。生半可な知識で株を選んでもカモになるだけ」とあり、そういうものなのか、と諦めました。

ここで 20 年前を振り返ると、「ひょっとして、金融機関のファンドマネージャーより自分の方が、Google の将来性を "わかっていた" のではないか」という気持ちになります。ファンドマネージャーは広い視野が必要だけど、こと「技術」に特化すれば、自分の方が見る目があるのではないか。ファンドマネージャーは短期的に成果を出す必要があるけど、僕は長期的な視点に立てるのではないか。そのような気持ちが芽生えました。

そういう気持ちから、僕は個別株として「Cloudflare」と「Microsoft」を選定し、購入しました。

結果。大した利得を得ずに、これらを売却してしまいました。損こそしていないものの。

個別銘柄を買うことのダウンサイドは、それらの銘柄の株価に一喜一憂せずにはいられない、ということです。当たり前のことですが、買ってみるまで気づけませんでした。毎日、これらの銘柄のニュースを追い、株価をチェックしていたのですが、自分のアテンションが「しょうもないこと」に奪われている気持ちになりました。また、これらの銘柄には「期待が持てる」と思っていたものの、円ドルレートの乱高下は自分には想像しづらく、トータルで利得を考えることは想像よりも難しかったです。

そうして、個別銘柄を選定するという試みは 2024 年にはじめ、その年の内に終えてしまいました。実はまだ売り切れていない部分があるものの、買い増すことはないと思います。

2025 年の展望

2025 年は TypeScript に投資したいです。

2023-2024 年は「Kotlin に投資していたい」と言っていたのですが、仕事で Spring Boot を使う機会が少なくなりそうで、そうであれば積極的に Kotlin を選ぶケースは減ると思っています。そしてフロントエンド開発で TypeScript を触るので、それならバックエンドも特別な理由がなければ TypeScript でおおむね賄えるのではないかと思います。そして TypeScript でフロントとバックが地続きなウェブサービスを作るとしても、まともに CSS が書けなければ「フルスタック」にはなりません。僕は CSS およびウェブデザイン一般を「なんちゃって」でやってきているので、腰を据えて勉強したいと思っています。

もうひとつは、コミュニティ活動です。コミュニティ活動、実に曖昧な言葉ですね。とりあえず、平日開催のミートアップやカンファレンスに足を運ぶようにしようと思います。うっすらわかっていたのですが、Kent C. Dodds 氏による「AI があなたの仕事を奪う」という記事を読み、「コミュニティと疎遠では将来がない」という気持ちになりました。そして「書くこと」を習慣にしたいです。コニュニティ活動において、まず自分が何者なのか知ってもらわなければ、コミュニティで役に立つことは難しいと思っています。継続的にブログなりなんなりにテキストを残す習慣を作り、自分のやっていること、知っていることを公開していきたいと思っています。